
さて、私たちとしてもイタリアと繋いだオンライン配信は初めてのこと。 イタリア〜日本間の時差は-7時間、イタリア時間12:00ちょうどにスタート。 まさにランチタイムキックオフとなりました。 参加者のみなさんも何が起こるか分からずソワソワしながら待っていると、この日のスペシャルゲストが登場しました! スマートフォンを片手に歩きながらどこかへと向かっている様子。






【スクール生からの質問】どうやったらプロサッカー選手になれますか?

まず「好きなことを仕事にできる」っていうのは、とてもいいことだ。 そう望んでも叶わない人がたくさんいるんだけど、私の場合は本当にラッキーだった。 私は、マルコ・ファンバステンのように類まれな才能には恵まれなかった。 偉大な選手がチームメイトであることは変えようがない。 ただし、同じピッチに立っても恥ずかしくないように、たくさんの努力をしてきたんだよ。 「昨日より今日、今日より明日」「もっとやってやる」という気概は欠かさなかった。 子どものうちから「何もかも自分次第」と思えるようになっておくといいよ。 ピッチに向かう「やる気」も、困難に負けないような「粘り強さ」が明日の君たちを作るんだ。
【スクール生からの質問】プロサッカー選手として一番大事にしてきたことはなんですか?

プロサッカー選手である自分を誇りに思ってはいたけど、自信過剰にならないように気をつけていた。 うぬぼれたり、慢心することが決してないようにしてきたよ。 テクニックも戦術眼も、フィジカルも…あらゆる要素を鍛え続けていく必要があった。 選手であるうちは「謙虚さ」を持って過ごしたことが、かつての成功を導いたんだと思う。
質疑応答がひと段落し、そろそろクロージングというところでダニエレさんからこんな提案が。



当初の予定終了時間をだいぶ過ぎてしまいましたが、参加したスクール生や保護者のみなさんの質問にしっかりと語っていただきました。 プレー面でのアドバイスで始まったコメントであっても、 最終的には人間として生きていく上で必要な【心得】を伝えてくれていたような気がします。 特にヨーロッパにおいては、サッカー選手という職業は、 ピッチの外での派手な生活ぶりや破天荒な言動に目がいくことも多いもの。 しかし、ダニエレさんの口から紡がれる言葉は地に足がついたもので、まさに金言と呼ぶにふさわしいものでした。 事あるごとに、保護者のみなさんが深く頷くシーンがとても印象的でした。 サッカー界のレジェンドと過ごす金曜日の夜、これにて終了!
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