8月12日(月・祝)、テラスポ鶴舞・ウェストグラウンドにて
熱中症対策を考える親子サッカーイベント
【90 MINUTES – ACT AGAINST HEATSTROKE- 】
を開催しました。
・主催:ACミランアカデミー愛知(株式会社テラ・ヌォーヴァ)
・特別協力:AtoKA、株式会社ARCA、株式会社富田商店、C Lab
・プレスリリースはこちらから
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(Text by Akihiro Yamada)
★【90MINUTES】実施に至ったきっかけ
梅雨が明けるやいなや
最高気温が35℃超えは当たり前となり、
夏季のスポーツへの取り組み方そのものが
問題視されるようになった昨今。
熱中症にかかることはもちろん
命が危険に晒されるリスクを避けるために、
スポーツ活動を禁止することも
1つのスタンダードになっています。
「こんな暑い中スポーツをやるもんじゃない!」
という心の声には正直になりたいところ。
しかし夏が長くなるほどに、
運動機会は大幅な減少を続けることになります。
さらには、それがもたらす
【パーソナリティ成長の鈍化】という課題とも
向き合うことが求められるようになるはず。
4月始まり→翌年3月終わりという
日本の社会システムカレンダーと連動する
育成年代のスポーツカレンダーを
完全に分離するのはなかなか難しい。
また、フットボールのような屋外スポーツに限っていえば、
冬季の降雪対策がしにくいという点も加味すると、
夏季にスポーツを完全排除するのは(現時点では)得策ではない
と考えるようになりました。
(ヨーロッパのように「6~8月はバケーションという
スタイルは素敵だなとは思いますが)
規制・制限するだけで得られるメリットはほぼゼロに等しい。
では何ができるか?と考えた時に
「対策を知れば多少マシになるんじゃないの?」という
前向きなクエスチョンマークを得たのが、
このイベント開催のきっかけとなりました。
★【90MINUTES】の根幹を支える3つのトピックを紹介
【TOPIC 01】キーファクターは名古屋中央卸売市場から
熱中症にかからないためには、とにかく「身体を冷やすこと」が重要。
人間の火照った身体を冷やしてくれる氷を確保するにあたり、
私たちが協力を仰いだのは…なんと「魚屋さん」です!
名古屋中央卸売市場・本場(名古屋市熱田区)で
創業56年目を迎える鮮魚仲卸・(株)富田商店さまにご協力いただき、
およそ100kgの氷を分けていただきました。
【TOPIC 02】3つのクーリングを徹底できる環境に
熱中症対策に必要となる
-
プレクーリング(運動前)
-
パークーリング(運動中)
-
ポストクーリング(運動後)
ができる環境を準備しました。
運動開始前には、ノンアルコール甘酒のオレンジジュース割りを摂取。
運動中も氷水入りのバケツを複数箇所に配置して、
手掌前腕冷却ができる環境を準備しました。
水分補給に細かく気を配りながらイベントを進行。
運動後にはブルーシートを使った簡易アイスバス体験でクローズ。
見事、熱中症ゼロを達成しました!!!
【TOPIC 03】短時間でサクッと楽しめる運動機会の提案
日本のスポーツシーンはおおよそ「質より量をとりがち」でしたが、
これほどまでに夏が暑いとなれば、
量で元を取ろうとすること自体がリスキーな時代に。
量をこなした先に質を追求することがベスト。
しかしまずは【タイムマネージメントの概念を変える】ことができれば、
ダラダラと量をこなすというよくない傾向とも
一線を画すことができるようになるのではないか、と考えました。
フットボールの試合時間と同じ
「90分間で実りある学びを獲得しよう!」
というコンセプトのもと、今回のイベントが生まれました。
また今回は、AtoKA&ARCAというコンテンツパートナーにご協力いただき、
運動能力をチェックするという企画を実施。
今後も競技の枠に捉われず、
「スポーツ」という大きな括りの中で学びのある空間
を作り出すべく、テーマを変えて実施したいと考えています。